浜田三郎

没年月日:1973/11/10
分野:, (彫)

 彫刻家、日展会員の浜田三郎は、11月10日死去した。享年80歳。明治25年12月21日北海道函館市に生れた。大正7年3月東京美術学校彫刻科本科塑造部を卒業。大正15年第7回帝展に「母」が初入選してより、終始官展系作家として活躍した。その間、帝展・新文展時代には、無鑑査出品を重ねた。また斎藤素巌・日名子実蔵らで彫刻の単一団体として起こされた構造社展には、創立当初の昭和2年より参加し、様式化の強い個性的作品を発表して注目された。戦後は専ら日展で活躍、昭和39年には菊華賞をうけ、40年には審査員をつとめて、翌年から日展会員となった。その主要作品には、「少女と猫」(昭7、構造社)、「ジャズ」(昭33、日展)、「楽人」(昭39、日展)、「仮面」(昭40、日展)などがあり、他に「藤村詩碑」がある。死去した折が第5回日展開催中であり、その出品作「陽」が絶作となった。

出 典:『日本美術年鑑』昭和49・50年版(245頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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