伊東陶山〔3代目〕

没年月日:1970/03/16
分野:, (工)

 日展会員の陶芸家伊東陶山は、3月6日道路横断中乗用車にはねられ、頭を打って死去した。享年70歳。本名信助。明治33年京都市に生れ、京都市立美術工芸学校絵画科を卒業した。大江良起に就いて画を学び、京都市立陶磁器試験所に入り釉薬研究を行った。また祖父初代陶山、父二代陶山に就き作陶技術を修め、昭和13年三世陶山を襲名した。昭和4年帝展初入選し、以後連年出品をつづけ、昭和8年「八重葎花瓶」は特選となり、皇太后陛下御買上となった。その他御用品、御買上の数も多い。また陶器研究のため中国、朝鮮に渡行すること前後3回に及び、戦後は日展に出品をつづけた。なお日展のほか、現代工芸展にも出品している。作品は、江戸中期から伝わる京焼の代表様式である粟田焼を伝承するもので、主な作品に上記ほか、「菊桜一対花瓶」(昭15)、「粟田晨光花瓶」(昭31日展作、日ソ国交記念展出品、ソ聯買上)、「粟田白梅花瓶」(東宮御所落慶御祝謹製)

出 典:『日本美術年鑑』昭和46年版(99頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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