木村重夫

没年月日:1967/06/14
分野:, (評)

 美術評論家、詩人の木村重夫は、6月14日、肺結核のため東京都中野区江古田の武蔵野療園で死去した。享年67才。筆名遠地輝武(おんちてるたけ)。木村重夫は、明治34年(1901)兵庫県姫路市に生まれ、大正12年日本美術学校西洋画科を卒業。大正15年からは詩作と美術批評に専心し、昭和4年以後はプロレタリア美術運動に参加し、昭和6年にはプロレタリア美術運動の理論機関誌「プロレタリア美術」「美術新聞」などの編集に参加した。戦後は、昭和27年頃から肺結核にたおれ、闘病生活のなかから昭和33年からは「近代美術研究」を主宰・発行してきた。美術関係の著書には「現代日本画家論」「国画の形成」「美と教養」「川端竜子論」「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「新鋭の日本画家」「日本近代美術史」「小杉放庵」「生々流転の研究」「現代絵画の四季」などがある。その他、詩集に「遠地輝武詩集」「千光前町二五番地」などがあり、詩評諭に「石川啄木の研究」「近代日本詩の史的展望」「現代詩の体験」などの著書がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和43年版(144頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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