春山武松

没年月日:1962/08/22
分野:, ()

 朝日新聞社客員、美術研究家春山武松は8月22日老衰のため芦屋市で逝去した。享年77才。明治18年7月15日姫路市に生れた。明治43年第一高等学校卒業、東京帝国大学文学部哲学科に学び、美術を専攻したが途中兵役のため遅れ大正3年卒業した。7年迄大学院に在籍したが、同年東京朝日新聞社客員として入社、8年大阪朝日新聞社社員に転じ学芸部美術担当となり、其後は関西に定住して、大正15年12月、美術研究の為印度、爪哇へ特派された。この間「宗達と光琳」「光悦と乾山」の著書があり、大正7年から昭和19年まで朝日新聞に美術批評を掲載している。昭和15年7月朝日新聞社を停年退職し、その後は客員となっていた。戦後の著書は、「法隆寺の壁画」(22年)、「蛍光灯下の法隆寺」(23年)「日本上代絵画史」(24年)、「平安朝絵画史」(26年)「日本中世絵画史」(28年)等がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和38年版(141頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top