飯田実雄

没年月日:1968/06/30
分野:, (洋)

 独立美術協会会員の洋画家、飯田実雄は、6月3日、千葉県船橋市の自宅でのう胸のため死去した。享年63歳。飯田実雄は明治38年(1905)、福岡市に生まれ、大正14年大阪に出て信濃橋洋画研究所に入所し、小出楢重の指導を受けたが、昭和3年上京して新洋画研究所に入り、中山巍に学ぶ。この研究所は、その後独立淀橋研究所と合体したが、飯田は、その運営に従事した。独立美術展には、昭和6年第1回展から出品したが、昭和14年台湾に渡り、台湾美術研究所を開設した。昭和21年帰国。同28年第21回独立展、「天使」「石仏」によって独立賞を受賞し、同31年準会員に推され、同35年、会員に推挙された。41年ヨーロッパに旅行した。
作品略年譜(独立展出品作)
昭和6年「工場」 同7年「雪景」「窓と花」 同7年「北国の港」「地球儀のある静物」 同16年「紅頭嶼」「台湾家禽」 同17年「独木舟」「野食」 同21年「たそがれの女」「母子像」「喫食」 同22年「朝」「台湾を去る」 同23年「裸婦」 同27年「聖堂」 同28年「天使」「石仏」 同29年「浦上のマリア」 同30年「受難(原爆シリーズ)」「灰燼(原爆シリーズ)」同31年「マリアとキリスト」 同32年「聖像」 同34年「黒い十字架」 同35年「神々のオブジェA、B」 同36年「シジホスの神話A、B」 同37年「黙示録の騎士」 同38年「ロクロを廻す男」「考える男(升田幸三九段像)」 同39年「ヘラクレスの末裔A、B」「聖火」 同40年「裸婦A、B」 同42年「巴里のフーテンA、B」

出 典:『日本美術年鑑』昭和44年版(67頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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