松島一郎

没年月日:1965/05/17
分野:, (洋)

 独立美術協会会員、横浜国立大学、建築科講師の洋画家松島一郎は、5月17日午前5時30分心臓マヒのために横浜市の自宅において死去した。享年62才。明治35年(1902)横浜市に生れる。大正6年慶應義塾商工学校に入学、9年に中退・里見勝蔵に師事し昭和2年1930協会第2回展に「角のパン屋」を出品、昭和3年には第15回二科展に「ガードと橋」を出品、翌4年第16回展に「水族館」「弘明寺裏」を出品した。独立美術協会が創設され、昭和6年第1回展から出品、翌年第2回展に「風景」他2点を出品してO氏奨励賞をうけ、8年第3回展では「人夫」「家族」他2点を出品、独立賞を受賞した。昭和10年に推薦となり、翌11年に会員に推挙され、以後、独立美術協会の中堅作家として活躍した。かたわら、昭和5年ころから横浜市桜木町駅前の石炭ビルの一室に研究所を設けて後進を指導、昭和20年には横浜美術協会(ハマ展)の創立に参加、横浜独立美術協会を設立、37年には神奈川県美術家協会の創立に参加、県展をはじめとして神奈川県下の美術界でも活躍した。なお、昭和29年以降は横浜国立大学建築科講師の職にあった。
作品略年譜
角のパン屋(昭和2年1930年協会第2回展)・ガードと橋(15回二科)、水族館・弘明寺裏(16回二科)、トスネル附近・白い工場の見える風景(1回独立)、風景・煉瓦を砕く男(2回独立)、人夫・家族(3回独立)、母子・風景(4回独立)、靴屋・豚屋(5回独立)、港・木々の眺め(6回独立)、椰子と貝(7回独立)、耕す牛(12回独立)、静物・富士(13回独立)、高千穂(14回独立)、臼ときね・鍛冶屋(21回独立)、コンポジション・海と崖(24回独立)、海(26回独立、神奈川県立近代美術館蔵)、室戸A・室戸B(27回独立)、扉・作品(32回独立)

出 典:『日本美術年鑑』昭和41年版(109頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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