上野山清貢

没年月日:1960/01/01
分野:, (洋)

 洋画家、「一線美術」創立会員上野山清貢は1月1日逝去した。亨年71才。明治22年北海道江別市に生れた。太平洋画会研究所に学び、のち、黒田清輝、岡田三郎助の指導をうけた。大正末期から官展に出品をつづけ戦後は日展に及んでいる。大正13年第15回帝展に「とかげを弄び夢見る島の小女」が初入選となり、つづいて第7回、第8回、第9回帝展で「パラダイス」、「F壌の支那服を纏える」、「室内」が連続特選となり画壇にみとめられた。以後無鑑査待遇をうけ帝展時代には12回展「嵐の前」13回展「暮色」15回展「ある日の広田外相」などがある。新文展になってからは、2回展「極北企業地風景」、3回展「摩周湖の秋」、奉祝展の「熱風」、5回展「鳩山氏像」等があげられる。尚塊樹社展で受賞したこともあり旺玄社展、全道美術展、一線美術展には毎回出品をつづけていた。一線美術は、昭和25年に岩井弥一郎別府貫一郎等と創立した洋画団体である。又郷里北海道に、全道美術協会を設立し、展覧会をひらく等同地の洋画発展にたえず努力していた。昭和28年11月、北海道画壇に貢献した足跡を認められ北海道新聞社文化賞を受賞した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和36年版(133頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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