佐原修一郎

没年月日:1965/05/27
分野:, (日)

国画創作協会で活躍した日本画家佐原修一郎は、5月27日死去した。明治28年2月14日長野県東筑摩郡に生れ、大正13年京都市立絵画専門学校を卒業した。同年の第4回国画創作協会展へ「老婆の像」を出品し、樗牛賞を受け、翌14年第5回展「静物」で再び樗牛賞となった。大正15年同展に「風景」を出品して会友となり、翌昭和2年の同展では「秋庭」で国画賞となった。国展解散後は新樹社に参加し、また帝展へ出品した。「幽庭錦繍」(11回帝展)「信濃路の雪」(12回帝展)「桑つむ里」(13回帝展)「木葉刈」(14回帝展)などがある。戦中からは郷里長野に帰り後進の指導にあたっていた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和41年版(103頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「佐原修一郎」『日本美術年鑑』昭和41年版(103頁)
例)「佐原修一郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9087.html(閲覧日 2024-04-20)
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