久保金平

没年月日:1968/07/03
分野:, (漆工)

 漆芸家久保金平は7月3日慢性腎臓炎のため京都市の自宅で逝去した。65歳。明治35年12月15日に滋賀県大津市で生まれた。高等小学校卒業後大正6年に鈴木表朔(初代)に師事。昭和3年9回帝展に菓子盛器「波紋」を出品入選した。同12年第1回文展に「高雄蒔絵手筥」が入選、20年第1回京展で市長賞授与された。21年に創人社同人として活躍し、23年京都朝日画廊で個展を開催した。同30年11回日展で、「晨韻漆屏風」が特選となった。32年朱玄会より同人。33年社団法人日展に委嘱出品、35年3回日展で審査員となる。同40年8回展でも審査員に任ぜられた。主要作品は「晨韻漆屏風」(昭和30年)、「花器のあるスクリーン」(31年)、「連翔漆衝立」(33年)、および「鶴」屏風、乾漆花器「黒象」、パネル「明けわたる」などで、このうち京都市より数回買上げになった。

出 典:『日本美術年鑑』昭和44年版(68頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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