辻善之助

没年月日:1955/10/13
分野:, (学)

 東京大学名誉教授、学士院会員、元文化財専門審議会々長文学博士辻善之助は、10月13日肺炎のため東京都新宿区の自宅で逝去した。享年78。明治10年4月15日兵庫県姫路市に生れ、同32年東京帝国大学を卒業、大学院に学び、同38年史料編纂官となつた。同42年日本仏教史の研究で学位を得た。大正12年兼任東大教授、昭和4年から同13年まで史料編纂所長をつとめた。退官と共に東大名誉教授に推された。この間、昭和7年帝国学士院会員となつた。「日本仏教史の研究」で学士院賞を受け、同27年仏教文化史の研究の功績によつて文化勲章を受けた。また文化財専門審議会々長として戦後の文化財保護事業につくした。「大日本史料」「大日本古文書」「鹿苑日録」「大乗院寺社雑記」等の編修出版に多くの功績があり、そのほか主な著書に「日本仏教史」「日本文化史」「社寺領性質の研究」「増訂海外交通史話」等がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和31年版(155頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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