伊藤信夫(しのぶ)

没年月日:1957/10/22
分野:, (洋)

 行動美術協会々員伊藤信夫は、明治40年3月21日北海道函館市に生れ、大正14年北海道庁立函館商業学校を卒業した。その後画家としての道を歩み、昭和7年第10回春陽会展に「冬日午後」「造船所」が初入選となり、以後毎年同展に作品を発表していた。しかし、昭和13年第25回二科展に「丘を望む風景」を送つてから二科会に移り、17年第29回展の「兄と弟」に依り二科会々友に推挙された。戦時中二科会は解散し、戦後再結成が行われたが、20年二科会を離れ、旧二科会同志たちと行動美術協会を結成してその会友となつた。21年創立第1回展に「父母の像」「木材搬出」「海浜の人々」を出品、友山荘奨励賞を受け、翌22年第2回展の「石切場」「大通り風景」「樹陰」により同会々員に推されている。作品は風景、或は人物・静物を配した風景画が多く、31年「砂上静物」「海浜静物」を最後として、32年10月22日没した。作品は他に全道美術協会展にも出品していた。自宅は札幌市。

出 典:『日本美術年鑑』昭和33年版(172頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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