岡部文(ふみ)之助

没年月日:1956/12/20
分野:, (洋)

 独立美術協会々員岡部文之助は、12月20日胸部疾患のため、東京都杉並区の自宅で逝去した。享年47歳。明治42年4月16日札幌市に生れた。中学卒業ののち上京し、昭和3年東京美術学校図画師範科に入学、同6年卒業した。その後10年ほど山脇学園講師をつとめていたが、在学時代の昭和5年から林武に師事して、同5年二科展出品の「中野風景」は初入選となつた。昭和7年からは独立展に毎年作品を送り、15年独立美術協会賞、22年岡田賞を得て、翌年会員となつた。渋い色調で、風景を好んでかき、ことに北海道を描いた作品が多い。なお、殆ど毎年北海道で個展をひらいていた。
作品略年譜
昭和5年 第17回二科展「中野風景」。
昭和7年 第2回独立展「東中野風景」「静物」。
昭和15年 第10回独立展「稲こき」「草花」独立美術協会賞。紀元二六〇〇年奉祝展「サイロある風景」
昭和18年 第13回独立展「収穫」「峠」。
昭和19年 第14回独立展「木挽き」準会員となる。
昭和22年 第15回独立展「野崎岬にて」「房州白浜」岡田賞。
昭和23年 第16回独立展「牧車」他。会員となる。
昭和25年 第18回独立展「牧場」他。
昭和27年 第20回独立展「楡の木」「昭和新山」。
昭和30年 第23回独立展「牧舎風景」「楡樹と穀倉」。
昭和31年 第24回独立展「造船所」「網走港にて」。

出 典:『日本美術年鑑』昭和32年版(180頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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