跡見泰(ゆたか)

没年月日:1953/10/22
分野:, (洋)

 光風会々員、跡見学園理事、跡見泰は胃潰瘍で療養中であつたが10月22日浦和市の自宅で死去した。享年69歳。東京美術学校卒業後、白馬会々員となり、白馬会解散後は光風会を創設した。初期文展には続けて受賞し、昭和7年以後は帝展無鑑査、日展には出品依嘱者として出品していた。
略年譜
明治17年 5月23日、東京神田に生れた。
明治36年 東京美術学校西洋画科選科卒業。
明治39年 白馬会々員に推挙される。
明治40年 第1回文展「夕の岬」3等賞となる。
明治41年 第2回文展「晩煙」「初夏」「冬木立」、「晩煙」は3等賞となる。
明治42年 第3回文展「砥石切」3等賞。
明治43年 第4回文展「霧のたえま」。
明治45年・大正元年 明治44年白馬会解散後中沢弘光、山本森之助等とともに光風会を創立、爾来会員として活躍。第6回文展「野路ゆく人」。
大正2年 第7回文展「あみほし場」「夏の午後」。
大正3年 第8回文展「瓜畑」「半島の漁村」「村へ行く路」。第3回光風会展「なぎさ」「静物」「崖づたひ」「くれがた」。
大正4年 第9回文展「真似まなび」。
大正6年 第5回光風会展「長閑」「夕日の丘」「落葉」「朝の光」「十日の月」。
大正11年 フランスへ留学。滞仏中ナシヨナル・サロン、サロン・ドオトンヌ等に出品。
大正13年 第5回帝展「河岸の村」。
大正14年 帰朝。第6回帝展「寺」。第12回光風会展「セーヌ河」「坂道」「橋」「野遊びの日」「雪」「ラバクールの朝」「牧場の家」「早春」「シャラントンの河畔」「村はづれ」。
大正15年 第13回光風会展「憩ひ」。
昭和3年 第9回帝展「志木町」。
昭和4年 第16回光風会展「かけわら」「晩秋」。第10回帝展「庭」。
昭和5年 第17回光風会展「永代橋」「倉庫のある河岸」「石川島」「細雨の川口」。
昭和6年 第18回光風会展「金仙花」「冬の庭」「山あひの村」「裸婦」。
昭和7年 第19回光風会展「川原湯湯元」「草津みち」「川原湯温泉」。第13回帝展「入江」無鑑査。
昭和8年 第20回光風会展「奔流」「漁船」「初冬」「渓流」「暮るる山路」「石神井公園三宝寺池」。第14回帝展「北国の漁村」無鑑査。
昭和9年 第21回光風会展「漁村の夕」「佐渡七浦」。第15回帝展「山路を行く」無鑑査。
昭和10年 第二部会展「夕の川岸」「静寂」。
昭和11年 第23回光風会展「早春」「丘」。文展招待展「荷を積む船」。
昭和12年 第1回文展「渓流」無鑑査。
昭和13年 第25回光風会展「たそがれ」「静物」。第2回文展「白鷺城」無鑑査。
昭和14年 第26回光風会展「晩秋」「漁港」。第3回文展「夕月」無鑑査。
昭和15年 紀元二千六百年奉祝展「仮泊」。
昭和16年 第4回文展「大漁の日」無鑑査。
昭和17年 第29回光風会展「不二」。
昭和18年 第30回光風会展「房総の海岸」。
昭和19年 第31回光風会展「風景」。戦時特別文展「海の幸」。
昭和21年 第1回日展「初冬」。第2回日展「静物」。
昭和22年 第33回光風会展「夕焼」。第3回日展「月」。
昭和23年 第34回光風会展「よし子ちゃん」。第4回日展「初秋静日」。
昭和24年 第35回光風会展「静物」。第5回日展「秋郊」。
昭和25年 第36回光風会展「静物」。第6回日展「のこんのひかり」。
昭和26年 第37回光風会展「鮹壷」。第7回日展「嬉しい日」。
昭和27年 第38回光風会展「晩秋」。第8回日展「赤い花」。
昭和28年 第39回光風会展「午後の一時」。10月22日没。
昭和29年 第40回光風会展遺作陳列。

出 典:『日本美術年鑑』昭和29年版(161-162頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
『日本美術年鑑』に収録されている以下の記事にも「跡見泰」が含まれます。
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