五島耕畝

没年月日:1958/06/11
分野:, (日)

 日本画家五島耕畝は、6月11日新宿区の自宅で逝去した。享年76才。本名貞雄。明治15年4月3日茨城県に生れた。明治34年荒木寛畝のもとに入門し、36年には美術協会展で二等賞をうけ、翌年美術協会の会員となつた。つづいて美術協会、同研究会、或は美術研精会に出品して毎年連続して1~2等賞を受賞している。文展には2、5、8、9、10回展に出品し大正4年第9回展では「深山の秋」(6曲1双)が褒状となつた。帝展は第4回展から入選し、「桃」(第4回展)、「猫」(第5回展)、「長閑」(第7回展)などを経て、昭和4年第10回帝展で「池畔」を出品、5年第11回帝展から無鑑査待遇をうけた。帝展では「秋の裏園」(11回展)、「軍鶏」(15回展)などがある。いづれも、寛畝の系統をひく細密な花鳥画を特徴としている。昭和期の文展では17年第5回文展に★をかいた「後苑」などがあり、戦後、日展委員にもあげられたが、晩年は殆ど展覧会に作品を発表していない。

出 典:『日本美術年鑑』昭和34年版(150頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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