内海加寿子

没年月日:1952/06/30
分野:, (日)

 大正8年3月東京に生れ、昭和10年3月文化学院女学部を卒業中川紀元について絵の指導をうけた。昭和12年、中川紀元の紹介により更に岸浪百艸居に師事し15年9月及び17年9月、2回に亘つて資生堂で個展を開いた。翌18年青龍社第15回展に「植物病理学研究室」を出品、入選となつた。この年から青龍社に出品し、翌19年の第16回展に「二兎図」を出品、青龍社々子に推薦され、21年第18回展出品の「聖女」は奨励賞をうけた。翌年の第19回展には「祈」を発表し、社友に挙げられた。第20回展の「芍薬」21回展「鏡」又、25年春季展の「窓うらゝ」(受賞)と次第に作品は注目されてきたが昭和26年青龍社々友を辞し、新な仕事への研究に入つていつたが昭和27年6月30年、33歳で惜しくも長逝した。主要な作品は青龍社展に出品した「聖女」「祈」「鏡」等で、いずれも光線、色彩、の美わしさを中心に、大がらで、清純な感覚を示している。青龍社脱退後は近代風の構成をとり入れた静物画などに新しい境地を求めて模索していた。没後27年9月10日から13日まで銀座資生堂で遺作展を開いた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和28年版(138頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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