外狩素心庵

没年月日:1944/04/22
分野:, (批)

素心庵外狩顕章は4月22日急性肺炎の為逝去した。享年52。明治26年愛知県に生れ、曹洞宗大学を出て、大正2年二松学舎を卒業、同年中外商業新聞社に勤務、美術記者として独自の境を開いた。その評論批判は斯界の注目を惹き、古美術に関する造詣深く、美術骨董界に貢献する所大きかつた。大正13年同社学芸部長、昭和3年参事、昭和18年嘱託となつた。又、多趣味で知られ、書道・絵に達し、詩や句も作つたが、ことに南画は数回展覧会に出品したことがある。遺著も数種ある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(91頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「外狩素心庵」『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(91頁)
例)「外狩素心庵 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8760.html(閲覧日 2024-04-18)

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