中西利雄

没年月日:1948/10/06
分野:, (洋)

 新制作派協会並びに日本水彩画会会員、中西利雄は10月6日東京都中野区の自宅で肝臓癌のため死去した。享年49才。明治33年12月19日東京京橋に生れ、昭和2年東京美術学校西洋画科を卒業、研究科に一ヶ年在籍し、昭和3年5月渡仏、巴里にて昭和6年10月まで絵画研究、この間英、伊、西班牙、和蘭陀、白耳義等にて研究を重ね6年11月帰朝、帝展及び日本水彩画会にて滞仏作を発表、昭和9年帝展にて特選、翌10年第二部会展に受賞し、昭和11年新制作派協会結成に際し、会員として加わり、只一人の水彩画の会員として有力な存在であつた。不透明描法の明快な色調と近代的な感覚を持つ独自な画境を示す共に水彩画の新生面を拓いた。著作に「水絵」(技法と随想)、「中西利雄作品集」がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(138頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
『日本美術年鑑』に収録されている以下の記事にも「中西利雄」が含まれます。
to page top