中村大三郎

没年月日:1947/09/14
分野:, (日)

京都美術専門学校教授、日本画家として知られた中村大三郎は9月14日膽石病で京都市右京区の自宅で療養中、腸閉塞を併発し死去した。年50。明治31年京都に生れ、大正8年京都絵画専門学校を卒業、在学中文展12回に「懺悔」を出して入選、帝展2回「静夜聞香」4回「燈籠大臣」は特選となり、その後「婦女」「髪」などの印象的な現代女性をえがいて進出した。審査員をつとめること数回、昭和10年には帝国美術院指定となり、かたわら母校に教鞭をとつていた。後期の作品としては「三井寺」(新文3)、「鸚鵡小町」(奉)、「山本元帥」(新文6)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(135-136頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「中村大三郎」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(135-136頁)
例)「中村大三郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8631.html(閲覧日 2024-04-19)

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