金復鎮

没年月日:1940/08/18
分野:, (彫)

彫刻家金復鎮は8月18日京城の自宅で逝去した。享年40歳。朝鮮忠清北道清州郡に生る。大正14年東京美術学校卒業後、左翼運動のため昭和3年より6年間囹圄の身となり、同10年より暫く京城中央日報学芸部長を勤務、又朝鮮美術院を創立して後輩の指導に当つた。帝展、文展に入選3回、鮮選では6回特選となり推薦であつた。大作に全北金堤郡金山寺の丈60尺の弥勒仏があり、又忠北報恩僧離山法住寺の丈80尺の弥勒仏を未完成のままで逝去した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和16年版(93頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「金復鎮」『日本美術年鑑』昭和16年版(93頁)
例)「金復鎮 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8556.html(閲覧日 2024-04-20)
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