下山肇

没年月日:2005/09/22
分野:, (学)

 静岡県立美術館館長の下山肇は9月22日午後4時58分、静岡市内の病院で死去した。享年59。1945(昭和20)年東京都に生まれ、70年京都大学文学部美学美術史学科を卒業。兵庫県立近代美術館学芸員となり、76年京都大学大学院修士課程美学美術史学科を修了、79年同博士課程を修了。同年京都市美術館学芸員となり、84年5月から静岡県教育委員会美術博物館設立準備室に勤務して、コレクション形成や1994(平成6)年設立のロダン館の設置などに尽力した。静岡県立美術館開館後は、86年度から88年度まで静岡県立美術館学芸課長をつとめ、89年4月より同課長と部長を兼務、96年4月同部長となった。この間、「エルミタージュ美術館名作展―ヨーロッパの風俗画」(91年)、「ロダンと日本」(2001年)などを企画。2001年4月に尾道大学芸術文化学部教授となった。05年6月1日、静岡県立美術館館長に就任。同年2月、現職のまま死去した吉岡健二郎前館長の後任として赴任したばかりであった。ノルウェーの画家エドワルド・ムンク、京都で活躍した日本の洋画家須田国太郎についての論考がある。著書に『ムンク』(日経ポケットギャラリー、1993年)、『巨匠たちの自画像』(マヌエル・ガッサー著、桑原住雄と共訳、新潮選書、1977年)がある。

出 典:『日本美術年鑑』平成18年版(391頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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