関主税

没年月日:2000/11/01
分野:, (日)

 日本画家で日展理事長の関主税は11月1日午前5時14分、肺がんのため東京都三鷹市の病院で死去した。享年81。1919(大正8)年1月4日、千葉県長生郡に生まれる。1941(昭和16)年東京美術学校日本画科を卒業後、応召。45年復員し、48年結城素明、のち素明の紹介で中村岳陵に師事した。48年第33回院展に「植生の風景」が初入選するが、翌年第34回展に「南總の夕べ」を出品後、師岳陵に従い院展を脱退し日展に移籍。同年の第5回日展に「道廟の朝」が入選したのち、54年同第10回「粟生野」、翌55年第11回「訪春」がともに特選となった。次いで58年新日展委員、68年同評議員となり、68年第11回新日展「山路」は内閣総理大臣賞を受賞する。潤んだ大気に包まれた詩情豊かな風景画に秀作を生み、その後も71年第3回改組日展「鳥」、73年第5回「蒼」、77年第9回「潤声」、80年第12回「星辰」、81年第13回「信濃残雪」等を発表。82年には毎日新聞社よりリトグラフ集『信濃春秋』を刊行する。85年第17回日展「野」により、翌86年日本芸術院賞を受賞した。1992(平成4)年日本芸術院会員となる。94年勲三等瑞宝章を受章。99年より日展理事長を務める。日展を主な活躍の場とする一方で、54年加山又造濱田台兒、松尾敏男らと不同社を結成、56年まで銀座松坂屋で展覧会を開催した。

出 典:『日本美術年鑑』平成13年版(241頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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