清川泰次

没年月日:2000/08/06
分野:, (洋)

 洋画家清川泰次は、8月6日午後10時、虚血性心疾患のため世田谷区成城の自宅で死去した。享年81。1919(大正8)年5月6日、静岡県浜松市に生まれる。1944(昭和19)年、慶応義塾大学を卒業。戦後、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地を訪れた。58年以後は無所属となり、独自に発表活動をつづけ、抽象絵画の世界をきづいていった。また59年には、『絵と言葉』(美術出版社)を刊行。さらに73年には、『清川泰次画集-白の世界』(ブロネード)を刊行、以後も画集を刊行している。83年には安田火災東郷青児美術館大賞受賞。国内外の美術館に作品が収蔵されているほかに、慶応義塾大学構内や、天竜市玖延禅寺(共同納骨堂)などにもある。1995(平成7)年5月、静岡県榛原郡御前崎町に自作約400点を寄贈し、これをもとに清川泰次芸術館が開館した。99年に、『芸術とは何か』(美術出版社)を刊行した。没後、本人の遺志により、自宅兼アトリエと、自作を世田谷区に寄贈し、将来的に公開施設になる予定である。白を基調にした、簡潔な構成の抽象絵画を旺盛に描きつづけ、その発展として立体作品も制作した。

出 典:『日本美術年鑑』平成13年版(239頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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