進藤武松

没年月日:2000/02/12
分野:, (彫)

 日本芸術院会員で日展顧問を務めた彫刻家の進藤武松は2月12日午後3時27分、肺炎のため神奈川県横浜市の病院で死去した。享年91。1909(明治42)年1月5日、東京都千代田区九段北に生まれる。東京物理学校を中退し、1929(昭和4)年から構造社研究所で斎藤素巌に師事。32年第6回構造社展に初入選、34年第8回構造社展で「豚」が推奨に、35年第9回構造社展で「哺乳」が構造賞を受賞する。36年「男」が文展監査展に入選し、38年「球」で第2回新文展特選を受賞。52年第8回日展の「憩う」で、53年第9回日展の「遠望」で連続して特選・朝倉賞を受賞。67年「想」で第10回新日展文部大臣賞、73年、前年の第4回改組日展に出品した「薫風」で日本芸術院賞を受賞。61年から日展評議員、68年から日本彫塑会(後に日本彫刻会)理事、75年から日展理事、83年から日本芸術院会員、84年から日本彫刻会常務理事、87年から日展顧問を務めた。85年には勲三等瑞宝章・紺綬褒章を受賞し、没後従四位が贈られた。主としてブロンズ像を手がけ、写実を主体として力強く密度ある肉付けで人体の個性や生命感を表す清楚な作風に定評があった。

出 典:『日本美術年鑑』平成13年版(228頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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