青葉益輝

没年月日:2011/07/09
分野:, (デ)

 グラフィックデザイナーの青葉益輝は、7月9日午後11時、食道がんのため東京都内の自宅で死去した。享年71。
 1939(昭和14)年7月18日東京に生まれる。62年桑沢デザイン研究所を卒業後、オリコミ(広告代理店)に入社、主に東京都のポスターを担当する。69年A&A青葉益輝広告制作室を設立。72年東京アートディレクタースクラブADC賞受賞。80年日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の理事となる(~2011年)。82年個展「平和ポスター展」(松屋銀座)開催。同年、ブルノ国際グラフィック・ビエンナーレ(チェコスロバキア)にてグランプリ受賞。83年ソ連平和ポスター展にて奨励賞受賞。同年、世界平和大会(旧ユーゴスラビア)の公式ポスターを制作。86年交通万国博覧会(バンクーバー)日本政府館のグラフィックを担当。87年個展「Graphically」(ギンザグラフィックギャラリー、東京)開催。同年、ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレにて金賞受賞。1992(平成4)年個展「青葉益輝環境ポスター展」(ショーモン、フランス)開催。同年、ニューヨークADC国際展金賞受賞。94年「自然との共生」をテーマに長野オリンピック(1998年)の第1号公式ポスターを制作。95年日本宣伝賞山名賞受賞。2006年紫綬褒章受章。07年個展「AOBA SHOW」(ギンザグラフィックギャラリー、東京)開催。11年、個展「青葉益輝・平和ポスター展」(調布市文化会館たづくり、東京)開催。
 商業広告の仕事の一方で、東京都の美化運動のための公共ポスター「灰皿ではありません」(1971年)など環境保護をテーマとするポスターや、「THE END」(1981年)など平和をテーマとする社会性の強いポスターの自主制作に取り組んだ。
 著書に『アートディレクター』(浅葉克己、長友啓典との共著、東洋経済新聞社、1987年)、『青葉益輝』(ggg Books、1995年)、『心に「エコ」の木を植えよう』(求龍堂、2008年)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』平成24年版(435頁)
登録日:2015年12月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top