舟木徳重

没年月日:1995/12/09
分野:, (洋)

 日展評議員の洋画家舟木徳重は、12月9日午前5時、肺がんのため東京都東村山市の東京白十事病院で死去した。享年77。大正7(1918)年1月18日に東京は日暮里町に生まれ、昭和17(1943)年に東京美術学校油画科を卒業。同年の第29回光風会展に「自画像(夏)」が初入選。戦後も同会に出品をつづけ、同23年の第34回展に「S君」、「静物」を出品、光風賞を受賞、翌年から会員となり、同会の評議員をつとめたのち、同41年に退会。一方、日展には、同21年の第2回展から出品し、同27年の第8回に、コスチュームの女性を手堅い描写でまとめた「黒衣」が入選、岡田賞を受賞。以後、無鑑査、出品委嘱による出品をつづけ、同39年に会員、同51年に評議員となった。平成5(1993)年の第25回展に、ナイーヴな表現ながら、陽光に映える半島が黄色に描かれ、空も海ものどかなひろがりが感じられる「春の海」が最後の出品となった。

出 典:『日本美術年鑑』平成8年版(331-332頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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