西村千太郎

没年月日:1994/07/21
分野:, (洋)

二科会会員の洋画家西村千太郎は、7月21日脳こうそくのため名古屋市内の病院で死去した。享年87。明治40(1907)年3月12日名古屋市中区元場町三ノ切35(現中区大須3-18)に生まれた。横井礼二の指導する緑ケ丘研究所で洋画を学び、はじめ春陽会展へ出品したが第16回展から二科展へ出品、昭和28年第38回二科展に「過ぎたるは及ばず」で二科賞を受賞し、同36年二科会会員に推挙された。また、同42年-51年の間、名古屋造形芸術短期大学教授をつとめた他、自宅に研究所を設けるなど後進の指導にも尽力した。

出 典:『日本美術年鑑』平成7年版(351頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「西村千太郎」『日本美術年鑑』平成7年版(351頁)
例)「西村千太郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10609.html(閲覧日 2024-04-25)
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