大内田茂士

没年月日:1994/02/01
分野:, (洋)

 日本芸術院会員で、示現会理事長、日展常務理事の洋画家大内田茂士は、2月1日午前5時54分、多臓器不全のため東京都文京区の病院で死去した。享年80。大内田は、大正2(1913)年9月24日、現在の福岡県朝倉郡朝倉町に生まれ、福岡県立朝倉中学校を卒業後、上京して、昭和12年新宿洋画研究所に入り、鈴木千久馬に師事する。同18年に第6回新文展に初入選、また翌年、第四回国展に出品した「壺など」により国画奨学賞を受ける。戦後は、同23年創立の示現会に会員として参加、また同26年の第7回日展に出品した「室内」により、特選・朝倉賞を受ける。同38年の第6回日展では、審査員をつとめ、翌年会員となる。同59年、第16回日展に出品した「秋の卓上」により、内閣総理大臣賞を受け、さらに同63年の第19回日展に出品した「卓上」により、日本芸術院賞恩腸賞を受ける。平成2年、日本芸術院会員となり、また同4年には、示現会理事長に就任した。洗練された色彩表現と、適度にモチーフのフォルムを平面化したアンティームな作品を多く残した。

出 典:『日本美術年鑑』平成7年版(338頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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