玉井忠一

没年月日:1995/08/28
分野:, (版)

 日本版画協会会員の版画家玉井忠ーは、8月28日午前10時40分、心不全のため富山県高岡市の光ヶ丘病院で死去した。享年85。明治45(1912)年1月15日、富山県高岡市に生まれ、昭和3(1928)年県立高岡工芸高校を卒業。棟方志功に師事するとともに、創作活動をはじめる。同24(1949)年の第23回国展に「鯉」が初入選、以後同33年の第32回展の「石像」まで、入選をかさねた。一方、日本版画協会展にも出品し、会員となり、同60年の第53回展には、円形を中心に幾何学的なフォルムによって構成した木版画「石障 II」を出品した。また、創作活動のかたわら農業を営み、高岡市にとどまり、市内の小中朝交で木版画教室を開催して、その講師をつとめ、同48年には高岡市民功労賞を贈られた。

出 典:『日本美術年鑑』平成8年版(323頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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