圓堂政嘉

没年月日:1994/09/29
分野:, (建)

 元日本建築家協会会員の建築家圓堂政嘉は平成6年2月より療養中の米国ニューヨーク市ニューヨークホスピタル、コーネルメディカルセンターで、現地時間の9月28日午後9時35分(日本時間29日午前10時35分)、心不全のため死去した。享年73。大正9(1920)年11月30日横浜市南太田町に生まれる。父遠藤政直は工学博士で横浜高等工業高校教授をつとめた。昭和2(1927)年私立精華小学校に入学。同8年県立横浜第一中学校に入学し同13年に卒業する。同15年早稲田大学高等学院に入学。応召の後同20年9月早稲田大学第一理工学部建築学科を卒業する。同21年村野藤吾建築事務所に入学。同24年同事務所を退き、同27年11月圓堂建築設計事務所を設立する。同37年圓堂政嘉と改名。同40年岩手県花巻の「信松園」の設計で建築業協会賞、同41年4月京王百貨店を含む業績一般に対して芸術選奨文部大臣賞を受賞。同5月下関の山口銀行本店で日本建築学会賞を受賞する。同43年より同50年まで日本建築家協会理事をつとめる。同53年西武春日井ショッピングセンターにより商業空間デザイン特別賞受賞。同55年東京大手町の大洋漁業本社により建築業協会賞を受賞する。同55年より57年まで再び日本建築家協会理事、同57年より61年まで同協会会長をつとめる。同62年、長年にわたる日米聞の建築における諸問題解決に対する貢献により、AIA(アメリカ建築家協会)名誉会員となる。同63年東京の広尾ガーデンヒルズにより建築業協会賞、同年岩手県の盛岡市先人文化記念館により同賞を受賞した。平成3(1991)年ニューヨーク市シーグラムビルにニューヨーク事務所を開き、東京とニューヨークを往復しつつ活動を続けたが、同5年末より体調を崩し、同6年2月よりニューヨークで療養中であった。

出 典:『日本美術年鑑』平成7年版(355頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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