川口雄男

没年月日:1993/09/01
分野:, (洋)

 日展参与の洋画家川口雄男は、9月1日脳こうそくのため神奈川県鎌倉市の額田記念病院で死去した。享年85。明治41(1908)年3月21日兵庫県姫路市に生まれる。昭和9年東京美術学校図画師範科を卒業し、神奈川師範学校に奉職した。創元会に所属し、戦前は新文展にも出品した。戦後は創元会展、日展を中心に制作発表を行い、同26年第7回日展出品作「ペテロとパウロ」で特選、朝倉賞を受け、翌年の創元会展では「受難のキリスト」で会員努力賞を受賞するなど、はやくからキリスト教を題材にした作品で知られた。その後も日展に委嘱出品を続け、同38年社団法人日展第6回では「復活」を出品し菊華賞を受賞した。同41年日展審査員をつとめ、翌年日展会員となる。この間、同35年にはフランス、イタリアを巡遊し、また同42年にはアメリカを訪ねた。昭和59年日展参与となった。

出 典:『日本美術年鑑』平成6年版(332-333頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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