田中良尊

没年月日:1992/12/21
分野:, (洋)

 示現会監事、筑波大学芸術学系教授の洋画家田中良尊は、12月21日肺炎のため千葉県習志野市の病院で死去した。享年60。田中は昭和7(1932)年10月18日、長野県北佐久郡に生まれ、同32年東京教育大学教育学部絵画学専攻科を卒業した。示現会展へ出品し、卒業の年の第10回示現会で十周年記念奨励賞を受賞、同34年示現会会員に推挙された。同41年メキシコへ留学、シケイロスのもとで学び、メキシコ国立博物館壁画制作にも参加した。日展へも出品し、同43年の第11回日展に「メキシコの市場」で特選を受賞する。同44年、東京・銀座の望月画廊で個展を開催。同54年には筑波大学芸術学系教授に就任し、後進の指導にあたった。同59年、示現会監事となる。メキシコを題材にした作品が多く、「メキシコのメルカド」「オワハカの市場」「街のセントロ」「マーケット裏」「ひとだまり」などの作品がある。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(331頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top