深見公道

没年月日:1992/10/18
分野:, (洋)

 洋画家で主体美術協会の創立会員深見公道は、10月18日気管支閉そくのため神奈川県足柄下郡湯河原の湯ケ原厚生年金病院で死去した。享年70。深見は大正11(1922)年1月18日、福岡県久留米市に生まれた。福岡県立中学明善校を経て、東京美術学校油画科へ進み、学徒出陣のため昭和19年9月卒業した。戦後間もなく、朝日新聞社、ついで西南女学院に勤務ののち上京する。はじめ自由美術家協会に出品し、同31年同協会会員に推挙されたが、同39年森芳雄らとの主体美術協会結成に参加し創立会員となる。以後、同展を中心に制作発表を行うとともに、三月会展(日動画廊、同46-50年)、九州人脈展(同51年)、国際形象展(同58、59、61年)などに出品、また美術ジャーナル画廊(同55年)、下村画廊(同56年)、東急本店美術画廊(同54-平成4年)などで個展を開催した。この間、同32年に門司バプテスト教会で洗礼を受けた。また、同40-55年の間、和泉短期大学で、同55-65年の間は玉川学園女子短期大学でそれぞれ教授をつとめた。作品に、「冬山」(同50年)、「山湖」(同63年)、「真鶴の丘」(平成2年)などがある。没後、平成5年1月に東急本店美術画廊で遺作展が開催された。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(325頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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