山川輝夫

没年月日:1992/01/20
分野:, (洋)

洋画家で東京芸術大学助教授の山川輝夫は、1月20日胆管閉塞のため東京都千代田区の東京警察病院で死去した。享年51。昭和15年東京に生まれる。同39年東京芸術大学油画科を卒業、卒業制作は「無いものねだり」で、大橋賞を受賞した。同41年同大学大学院を修了。同44年から49年まで女子美術短期大学非常勤講師をつとめたのち、同56年東京芸術大学助教授に就任した。同61年から翌年にかけて、文部省在外研究員としてイギリスで研修を行った。国際形象展、十騎会展、黎の会展、杜の会展などのグループ展と個展で制作発表を行い、平成4年にはみゆき画廊で瀧徹との二人展を開催した。没後、平成4年4月に東京芸術大学芸術資料館で、山川輝夫遺作展が開催され、卒業制作から近作のシリーズに至る30余点が出品された。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(309頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「山川輝夫」『日本美術年鑑』平成5年版(309頁)
例)「山川輝夫 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10423.html(閲覧日 2024-04-25)

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