山崎隆夫

没年月日:1991/05/25
分野:, (洋)

 国画会会員の洋画家山崎隆夫は、5月25日午後9時50分、心不全のため、神奈川県藤沢市の病院で死去した。享年85。明治38(1905)年7月13日、大阪市東区に生まれる。昭和5(1930)年神戸大学経済学部を卒業。三和銀行に勤務する一方、小出楢重、林重義に洋画を学び、同7年第2回独立展に「新聞紙の擴がれる卓上」で初入選。同会には同12年第7回展まで出品し、翌13年には国画会展に「住吉川風景」「西洋蘭」「花と影の静物」「静物」「海の見える風景」で初入選し国画奨学賞を受賞。翌14年の同展には「千日紅」「梅花」「三輪車、提灯」「庭」を出品して二年連続して国画奨学賞を受け、同15年同会同人となる。また、官展にも出品し、同13年第2回新文展に「阪神水害地風景」で初入選。第6回展まで連年同展に出品した。戦後は国画会展を中心に発表。同30年前後から画風は著しく再現的写実を離れて抽象化したが、晩年は具象画の中で、対象を幾何学的形態と純化した色彩でとらえる画風へと展開した。

出 典:『日本美術年鑑』平成4年版(297頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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