重達夫

没年月日:1990/09/28
分野:, (洋)

 福井県立美術館長で行動美術協会会友の洋画家、重達夫は、9月28日午後5時55分、心筋こうそくのため福井県武生市の林病院で死去した。享年80。昭和30年より42年まで長く京都市美術館館長をつとめた重達夫は、明治43(1910)年1月20日、京都市中京区に生まれた。父は南画を描いた。昭和11(1936)年東京大学法学部を卒業して逓信省に入省する。同25年、京都府商工部長に就任し、同30年より京都市美術館館長となる。同36年京都・パリ交換陶芸展のために渡仏し、ヨーロッパ各地をめぐる。同42年、京都市美術館館長を退いたのちは、京都国立近代美術館評議員となり、同55年から福井県立美術館長となった。洋画家としては、同27年京都市美術展に初入選し、同30年頃より行動美術協会展に出品を始める。同49年同会会友となり、没年まで出品を続けた。昭和30年第10回行動展に「街」、第10回同展に「ぶらんD」、同50年第30回展に「コロッセオ」、同55年第35回展に「パリ風景」、同60年第40回展に「晴日のパリ」、平成2年第45回展に「雨の街」を出品しており、西欧風景や街頭風景を得意とした。

出 典:『日本美術年鑑』平成3年版(318頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top