外山卯三郎

没年月日:1980/03/21
分野:, (評)

美術評論家外山卯三郎は、3月21日心不全のため静岡県御殿場市の駿東第一病院で死去した。享年77。1903(明治36)年1月25日和歌山県に生れた。1928年京都大学文学部美術史学科を卒業した。戦前から美術評論活動をつづけ、1946年社団法人造形美術協会を創立して理事長となり、美術家の育成に当った。また1953・54年に女子美術大学講師となり、66~69年及び71~74年武蔵野音楽大学講師を、1969~71年には同校教授として教鞭をとった。著書多く「南蠻学考」「新構図法の研究」「日本洋画論」「きりしたん文化史」「原始キリスト教の美術」「ヤミ族の原始芸術」「原始芸術論」等があり、執筆中の「日本洋画史」(全5巻)が三巻まで完成していた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和56年版(245頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「外山卯三郎」『日本美術年鑑』昭和56年版(245頁)
例)「外山卯三郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10284.html(閲覧日 2024-03-29)

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