大島辰雄

没年月日:1983/10/19
分野:, (評)

 美術評論家でフランス文学の紹介と翻訳でも知られる大島辰雄は、10月19日心筋こうそくのため東京都目黒区の自宅で死去した。享年73。明治42(1909)年12月20日東京都港区に生まれ、東京外国語学校を中退。戦中は仏領インドネシアでアリアンス・フランセーズに勤務し、戦後はフランス図書に勤めた。フランス文学の紹介のほか、昭和30年代前後から主に西洋近・現代美術に関する執筆、翻訳活動を展開し、また、映画にも深い関心を示した。「芸術新潮」への執筆に「ピカソのデッサン帖」(125号)、「囚われの画家・シケイロス」(147号)、「ビュッフェの博物誌」(170号)、「タントラ・アートと現代美術」(267号)、「ビュッフェの地獄篇-私的覚書」(328号)などがあるほか、「陶工ミロ発生と始源の詩」(小原流挿花14-2)、「映画とシュールレアリスム」(同15-5)などがある。単行図書に『ダリ』(美術出版社)『ピカソ』(みすず書房)他。

出 典:『日本美術年鑑』昭和59年版(318頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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