木村徳国

没年月日:1984/10/07
分野:, (学)

 明治大学工学部教授で建築史家の木村徳国は、10月7日急性呼吸不全のため東京都港区の東京船員保険病院で死去した。享年58。日本古代建築史と業績の高い木村は、大正15(1926)年5月9日京都府竹野郡に生まれ、東京府立第四中学校、静岡高等学校を経て昭和23年東京大学第一工学部建築学科を卒業、引き続き同大学院へ進み、同27年北海道大学工学部講師に就任、同年助教授となる。初期は日本近代建築史に関する論考が中心で、同35年、論文「日本近代都市独立住宅様式の成立と展開に関する史的研究」で東京大学より工学博士の学位を授与された。同40年明治大学工学部教授に就任、その後40年代の半ば頃から日本古代建築史(住宅史)を主な研究対象とし、同55年「日本古代住宅史に関する一連の研究」を理由に昭和54年度日本建築学会賞(第一部論文部門)を受賞した。著書に『古代建築のイメージ』(同54年、日本放送協会出版)他がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和60年版(255頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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