木村忠太

没年月日:1987/07/03
分野:, (洋)

 元独立美術協会会員でパリに在住しフランスを中心に活躍した洋画家木村忠太は、7月3日午前3時(日本時間同日午前10時)、肝硬変のためパリのサンタントワーヌ病院で死去した。享年70。大正6(1917)年2月25日香川県高松市に生まれる。昭和5年香川県立工芸学校に入学するが病気のため中退する。同11年画家を志して上京し洋画研究所に通う。翌12年独立展に初入選。同17年独立賞受賞。同18年高畠達四郎の推薦により帝国美術学校本科に入学。同23年独立美術協会会員となる。28年渡仏し、以後パリに定住する。30年にコタボやフサロらと共に具象画の新鋭としてフランスの画界にデビューし、鮮やかな色彩と即興的な筆致で東洋的油彩画として注目される。41年日本で初めての個展を開き好評を博す。44年のサロン・ドートンヌ出品作「ル・クロ・サンピエールの家」がパリ国立近代美術館買上げとなり、45年にはサロン・ドートンヌ会員となった。パリを中心にニューヨーク、スイスの主要都市、東京などで個展を開催。50年には『木村忠太画集』(日動出版)が出版された。58年フランス政府よりシュヴァリエ・ド・ロルドル・デ・アール・エ・デ・レトル勲章が贈られた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和62・63年版(333頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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