辻利平

没年月日:1988/04/15
分野:, (洋)

 日展会員、東光会名誉会員の洋画家辻利平は、4月15日肺炎のため長崎県松浦市の押淵病院で死去した。享年87。明治33年(1900)長崎県松浦市に生まれる。昭和3年東京美術学校図画師範科を卒業、同年から大阪に居住し大谷学園に勤める側ら、斎藤与里に師事した。同8年第1回東光会展に出品し奨励賞を受賞、また、第14回帝展に初入選した。同15年東光会会員となり、第8回東光会展に「黒いショール」を発表する。戦後も東光会展、日展に出品、日展出品作に「玄関」(同23年)、「花咲く庭」(同36年)などがあり、同41年第9回日展出品作「窓ぎわ」で菊華賞を受賞した。同44年改組第1回日展審査員をつとめ、翌年日展会員となった、この間、夙川学院短期大学教授として美術科で教え、同47年同短大名誉教授となる。同50年松浦市名誉市民。同56年『辻利平画集』を刊行、回顧50年記念展を開催した。長崎新聞文化章(同56年)、特別教育功労賞(同57年)、長崎県民表彰(同58年)などを受ける。

出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(261頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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