渡辺一郎

没年月日:1988/10/27
分野:, (洋)

 国画会会員の洋画家渡辺一郎は、10月27日午後7時30分、心不全のため神戸市中央区の神鋼病院で死去した。享年76。明治45(1912)年4月17日、東京に生まれる。東京美術学校に入学し藤島武二に師事。在学中の昭和11(1936)年第1回新文展に「少女座像」で初入選。同12年東京美術学校を卒業ののちフランスへ渡り約2年間滞在。15年第27回光風会展に滞欧作「モレーの寺院」「巴里の裏町」を出品してI氏賞を受賞。また、同年2600年奉祝展に「若き水産学徒の像」を招待出品する。16年第4回新文展に「種蓄場」を出品。戦後は32年より国画会展に出品し、34年同会会友、37年会員となる。戦前は対象に即した写実的作品を描いたが、のち、抽象に転じ、晩年は対象を大胆にデフォルメしたユーモラスで洒脱な具象画を描いた。

国画会展出品略歴
第31回展(昭和32年)「工事(コンクリート)」、35回(36年)「建設機械A」「建設機械B」、40回(41年)「作品66-12」、45回(46年)「作品71-J.N.-A」、50回(51年)「Collage歩行者優先」、55回(56年)ちから持ち」

出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(274頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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