二重作龍夫

没年月日:1988/10/31
分野:, (洋)

 太陽美術協会会長の洋画家二重作龍夫は、10月31日午前5時45分、肺炎のため静岡県富士宮市の国立療養所富士病院で死去した。享年72。大正5(1916)年1月8日、茨城県水戸市に生まれる。熊岡美彦の主宰する画塾に学び、熊岡らの創立になる東光会に出品。昭和11年帝展に「静物」で初入選。14年東光会展で東光賞を、17年国画会展で褒状を受賞する。32年第13回日展に「裸婦と二匹の仔犬」を出品して特選となる。44年ル・サロン展銅賞、ニース・フランス国際展グランプリ賞金メダル、ニューヨーク国際展金賞、45年ル・サロン展銀メダル、46年同展金メダル、47年同展芸術院賞、フランス国際展国際芸術絵画大賞、とフランスを中心に欧米で受賞を続ける。「ベニスの馬」「ベニスの船」「ベニスの宮殿」などベニスに取材した作品で評価され、この他、ドン・キホーテや富士なども好んで題材とする。フランス国際展副会長をつとめ、フランス政府よりシュバリエ・レジオン・ドヌール勲章を受けた。

出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(274-275頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top