沢宏靱

没年月日:1982/09/24
分野:, (日)

 創画会創立会員の日本画家沢宏靱は、9月24日病没した。享年77。1905(明治38)年3月18日、滋賀県長沼に生まれ、本名日露支。20年西山翠嶂に入門し、その後一時上京、独学した後、京都市立絵画専門学校選科に入学し、34年卒業する。この間31年の第12回帝展に「機」が初入選し、以後「牟始風呂」(34年)「管春」(38年)「芙渠」(40年)「考古学教室」(42年)等の花鳥・風俗画を帝展・新文展に出品、43年第6回文展で「夕映」が特選を受賞する。また40年の日本画大展覧会(大阪毎日新聞社主催)で「斜影」が大毎・東日賞、43年には野間美術奨励賞を受賞している。戦後、48年創造美術協会結成に参加し、51年には新制作派協会と合流、新制作協会日本画部の会員となり、更に74年新制作を離脱し創画会設立に参加、創立会員となった。新制作での作品に「礁」(53年)「歴層」(62年)「海の対話」(70年)等、また創画展では「寂寥の海」(75年)「染茜」(79年)「鳴門」(81年)などがある。80年京都府美術工芸功労者として表彰を受け、81年滋賀県文化賞を受賞。

出 典:『日本美術年鑑』昭和58年版(283頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2016年11月15日 (更新履歴)
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