名古屋城本丸御殿の復元

2018年06月

第二次世界大戦の空襲で焼失し、名古屋市が2009年より復元を進めてきた名古屋城本丸御殿(総面積3100平方メートル)が完成し、4日、内覧会が催された(一般公開は8日から)。復元に際しては木造で往時の姿を忠実に再現する技術を凝らし、狩野貞信や探幽といった狩野派の絵師による障壁画は、現存する襖等や焼失以前に撮影されたガラス乾板写真をもとに復元模写が行なわれた。

名古屋城再建工事開始

1957年06月

名古屋城の復興再建工事は、一三日、戦災で焼失して以来一三年ぶりに着工された。三四年一〇月に完成の予定で、外観は殆ど昔の姿そのままとし、内部にはエレベーター、換気、照明、消化など最新式設備を施すという。

名古屋城美術展開催

1950年04月

我国城郭建築の代表的遺構であり、また代表的な桃山障壁画の遺品をもつことで美術史上にも知られている名古屋城は戦災で焼失したが、取りはずしの出来る襖絵の類はほゞ災厄をまぬがれたので、それらの遺品を一日より一ケ月間国立博物館で公開した。

あいちトリエンナーレ2010開催

2010年08月

愛知エリアを文化芸術面でも日本や世界に貢献する地域とすることを目指して21日から10月31日まで、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町会場、納屋橋会場、名古屋城、オアシス21、中央広小路ビル等、名古屋市を中心とする複数の場所を会場として「あいちトリエンナーレ2010 都市の祝祭」が開催された。2008年3月に発表された基本構想に基づき、同年10月に「美術を中心として現代芸術の動向を国際的な視野に立って紹介すること―先端性」「都市の祝祭としての高揚感を演出すること―祝祭性」「現代美術を基軸にパフォーミング・アートをも積極的に取り込むこと―複合性」を方針とすることが決定。建畠晢を芸術監督に3年間の準備を経て、世界各国から約130組の作家が参加し、ひとつの都市で同時多発的に芸術空間が創出される展観となって注目された。

世界デザイン博覧会開幕

1989年07月

通産省が平成元年度を「’89デザインイヤー」に指定したことに伴い、名古屋市が市制百周年事業として行なう世界で初めてのデザインをテーマとした「世界デザイン博覧会」が15日に開幕。「ひと・夢・デザイン-都市が奏でるシンフォニー」をテーマに名古屋城会場(19ヘクタール、テーマ「歴史からの発見」)、白鳥会場(26ヘクタール、テーマ「21世紀との遭遇」)、名古屋港会場(11ヘクタール、テーマ「楽しさへの旅立ち」)の3会場で展示が行なわれた。また、会期中の10月18日より21日まで、世界的な視野でデザインを考える「国際デザイン会議」が「かたちの新風景-情報化時代のデザイン」をテーマに開催された。

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