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このページでは、実際ご来館頂いた時と同じような順路で建物および作品をご紹介します。
黒田記念館では主要な油彩作品のほか、「特集展示」として毎回テーマを設けて作品展示を行い、
あわせて調査研究の公開を行っております。ぜひご来館下さい。
この記念館は、昭和3年(1928)に竣工。設計者は、当時、東京美術学校教授で建築を担当していた
岡田信一郎(1883-1932)でした。岡田は、古今東西の建築様式に精通していたといわれ、歌舞伎座をはじめ、
明治生命館や関東大震災後のニコライ堂再建など数々の作品で知られています。この記念館は、中世ヨーロッパの
貴族の館を参照したといわれています。
1.外観 地下1階地上2階の建物で、外観は左右相称の落ち着いたデザインになっています。
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2.入り口
入り口の左右には当初から装飾として壷が作りつけられており、扉の左右には重厚な門灯がありました。門灯は戦中に失われたため、現在は当時の写真をもとに復元しています。扉の上部の半円形の窓には「黒田記念館」の文字のあるレリーフがあり、扉につけられた郵便受けにも凝った装飾がなされています。
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3.タイル
黒田記念館の外壁は、スクラッチ・タイルで覆われています。表面に引っかいた(スクラッチ)筋が入っているのがこの種のタイルの特色で、大正12年(1923)に竣工したフランク・ロイド・ライト(1867-1959)設計になる帝国ホテルに用いられたことから流行し、昭和初年頃の建物によく用いられたといわれています。
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4.入り口上部
扉の上部にある半円形の窓にはアールヌーヴォ風のデザインになるレリーフ・パネルが取り付けられています。月桂樹と思われる弧を描いてしなう枝の上に見える「黒田記念館」の文字は、二階の黒田記念室の扉上部にある「黒田子爵記念室」と同じ篆書体で書かれており、放射状に伸びる縁飾りは二階へと向かう階段の手すりの装飾と同じモティーフです。内部装飾に統一感を持たせるために細かい配慮がなされています。 |
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5.ポスト
入り口の扉には左右相称の位置にレリーフが配置されており、左扉のレリーフは郵便受けになっています。優美なデザインになっていますが、西洋の風の神ゼフュロスが両手で口を左右に大きく開いたようなユーモラスなかたちです。開閉する部分には「郵便受函」の文字が見えます。
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