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文化財を守り伝え、今日に活かしていくためには、文化財の調
査・研究と、文化財に関する文献・画像資料の蓄積が不可欠で
す。企画情報部は、文化財研究を美術史的な視点からすすめてお
り、そのために「資料学」の確立や新しい研究方法の開発などを目
指しています。調査・研究の成果は、『日本美術年鑑』、『美術研
究』、『美術研究作品資料』などの刊行を通して、またオープンレ
クチャー、黒田記念館における展示などの形で公表しています。
こうした調査・研究によって収集・蓄積・整理された資料に
より形成された文化財アーカイブは、資料閲覧室にて公開すると
ともに、Web上での効果的な情報の発信を目指しています。
また当部は、研究所全体の情報システムの管理とホームページ
を運用し、併せて研究所の広報活動のための刊行物の編集を担当
しています。
■情報システム研究室■文化財アーカイブズ研究室■文化形成研究室■近・現代視覚芸術研究室■広領域研究室 |
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無形文化遺産部は、無形文化財、無形民俗文化財及び文化
財保存技術という日本の無形文化遺産全般を対象として、そ
の保存継承に役立つような基礎的な調査研究を実施していま
す。また無形文化遺産の重要な保護手法である音声・映像に
よる記録については、その作成の実施とともに新たな手法開
発についての研究を行っています。
■無形文化財研究室■無形民俗文化財研究室■音声・映像記録研究室 |
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保存修復科学センターは、文化財の保存科学・修復技術の
ナショナルセンターとして調査・研究を行う目的で、保存科
学部と修復技術部を統合して設立されました。センターでは
保存のために、文化財を取りまく保存環境の研究や科学的な
方法で文化財を調査する手法の研究を行っています。また修
復のために、それぞれの文化財の性質、製作技法とその置か
れた環境を調査し、必要な修復材料・技法の改良と開発評価
およびメンテナンス手法の開発を行っています。これらの調
査・研究は文化財の保存修復現場の方々と密接に協力しなが
ら進めています。
■保存科学研究室■分析化学研究室■生物科学研究室
■修復材料研究室■伝統技術研究室■近代文化遺産研究室 |
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文化財は人類共通の財産であり、その保存・修復に関して
も国家や民族を超えた国際協力がますます求められるように
なっています。文化遺産国際協力センターは、世界各国の文
化財の保存・修復に関する国際協力におけるナショナルセン
ターとして設立されて以来、一貫して我が国の文化遺産国際
協力の最前線で活動を行っています。
その活動内容は、文化財保護に関する国際的情報の収集お
よび発信、保存修復に関する研究交流、文化財保護分野の人
材育成といった当初からのものに加えて、海外における具体
的な遺跡保存修復事業への協力や、災害時における文化財救
済支援などへと発展してきています。また、国内外関係機関
とのネットワーク構築もセンターの重要な任務です。
文化遺産国際協力センターには、国際情報研究室、保存計
画研究室、地域環境研究室の3室を置き、さらに奈良文化財研
究所国際遺跡研究室と連携して、東京・奈良の両文化財研究
所が行う国際関連諸活動を効率的 に実施するための連絡調整
を行っています。
■国際情報の調査と発信■諸外国との共同研究■保存・修復事業への国際協力■人材養成と技術移転 |