東京文化財研究所 > 「江戸のモノづくり」シンポジウム 沖縄のモノづくりの伝統と創造
文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「江戸のモノづくり」シンポジウム
沖縄のモノづくりの伝統と創造
— 戦前期における工芸近代化の試み —
主 催: 独立行政法人文化財研究所 東京文化財研究所
沖縄県立芸術大学
日 時: 平成18年1月28日(土)−29日(日) 
場 所: 沖縄県立芸術大学 第1キャンパス
一般教育棟大講義室 及び 301号室
お問い合せ: 沖縄県立芸術大学 美術工芸学部 小林研究室
沖縄県那覇市首里当蔵町1丁目4番地
連絡先: 090-1179-3752
           E-mail: okisympo@yahoo.co.jp
沖縄県立芸術大学HP: http://www.okigei.ac.jp

 沖縄は琉球漆器や紅型、琉球絣など、近世から続く独特の工芸技術を数多く有しています。しかし、後継者不足、生産者の廃業、県内需要の減少、高級品と土産物の二極化等、様々な問題を抱え、沖縄の工芸の将来は決して安泰とはいえません。沖縄戦で伝来の王朝美術を失い、工業指導所や工芸学校、工業学校といった工芸の近代化に取り組んだ機関も灰燼に帰し、戦後の工芸復興は柳宗悦が唱えた民芸思想を支柱に行われました。昭和49年には伝統工芸の育成振興のために工芸指導所も建設されましたが、「民芸」や「伝統工芸」が現代人のリアルな生活と乖離し、これらの方法にも限界が見えはじめています。この度沖縄において、これまでほとんど議論されてこなかった戦前の沖縄工芸の近代化をテーマにシンポジウムを開催し、工業化や工業教育の試みを振り返ることは、工芸の将来を考える上で有意義なことでしょう。また、当時の国の方針、あるいは他の産地と比較することによって、沖縄のみならず日本のモノづくりの特性を明らかにしたいと考えています。


シンポジウムスケジュール
 平成18年1月28日(土)
  14:00 - 受付
  14:30 - 開会の挨拶  朝岡康二 (沖縄県立芸術大学学長)
  15:00 -
基調講演 
「沖縄工芸の近代化と今日的課題」
小林純子 (沖縄県立芸術大学)
司会: 山梨絵美子 (東京文化財研究所)
  17:00 - 懇親会
 平成18年1月29日(日)
  10:00 -
発表 
「沖縄織物産業化への試み 〜貢納品から商品へ〜」
小野まさ子 (沖縄県史料編集室)
  1100 -
発表  「戦前期沖縄窯業界の俯瞰図 〜新出の県工業指導所資料の紹介を中心に〜」
倉成多郎 (那覇市立壺屋焼物博物館)
  12:00 - 昼食
  13:30 -
発表  「戦前期沖縄の漆器デザイン 〜柏崎栄助氏の遺したもの〜」
比嘉明子 (京都市産業技術研究所工業技術センター)
  14:30 -
発表  「伝統技法の近代化過程 〜輸出振興とデザイン指導〜」
森仁史 (松戸市教育委員会)
  15:30 - 休憩
  16:00 - 討論 小野まさ子・倉成多郎・比嘉明子・森仁史
司会: 山梨絵美子・小林純子
  17:00 閉会の挨拶  中野照男 (東京文化財研究所)
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