東京文化財研究所 >第47回オープンレクチャー モノ/イメージとの対話
第47回オープンレクチャー
モノ/イメージとの対話
 

2013年10月4日(金)・ 5日(土)
いずれも午後1時30分~午後4時30分
東京文化財研究所・地下セミナー室
受講無料 

東京文化財研究所企画情報部では、毎年秋に研究成果を一般に公開するための講座を開いています。
今年も下記の通り、2日連続で4人の講師による講演会を行います。

ダウンロードはこちら(PDF/648KB

■2013年10月4日(金)午後1時30分~午後4時30分 於 東京文化財研究所・地下セミナー室
平安仏画の表現―虚空蔵菩薩像と千手観音像
小林 達朗 (東京文化財研究所 企画情報部主任研究員)
高麗仏画の表現―凝縮された美
鄭 于澤(東国大学校大学院教授・同大学校博物館館長)
 平安時代・12世紀、日本の仏画は、微妙な色彩の変化と金銀箔をきわめて細く切った截金による繊細な文様表現による独特の美しさを実現しました。東京文化財研究所では、東京国立博物館との共同調査により、同館所蔵の平安仏画の高精細画像による共同調査を行っています。今回は二つの国宝仏画からこれまでに得られた調査成果の一部をご紹介しつつ、細部を観察できる高精細画像の意義、またそこから考えられる美術史的問題、ことに平安仏画における金銀の使用法と絵としての表現の関係について考えます。  韓国における仏画は、14世紀を中心とする高麗時代後期に制作された作品が比較的多く現存し、独特の美しい世界を見ることができます。その衣服の表現には、金泥を使った細密な文様、多種多様な装身具が描写されますが、それ以外の部分には限られた種類の顔料で描くという特徴があります。この顔料の単純さは金泥をよく生かし、効果を極大化しようとする意識につながっています。画面全体に神秘的なまでの雰囲気をかもしだす高麗仏画の表現が、どのように構成・実現されているのか、詳細な画像を中心に歴史的見地も交えて紹介します。

■2013年10月5日(土)午後1時30分~午後4時30分 於 東京文化財研究所・地下セミナー室
螺鈿を訪ねて西へ東へ ― 5000年の世界史を探る ―
小林 公治 (東京文化財研究所 企画情報部広領域研究室長)
世界遺産 ― 現状と問題、将来像 ―
二神 葉子 (東京文化財研究所 企画情報部情報システム研究室長)
 メソポタミア文明や中国文明の出土品を最古の事例とする螺鈿は、唐時代以降、東アジアの中国・韓国、そして日本で発展を遂げました。しかし近年、これら以外の沖縄や、ベトナム・タイ・カンボジアなどの東南アジア、そしてインド、トルコ・シリアなどの南・西アジアにも存在することが明らかとなり、さらにアジアの影響を受けた西ヨーロッパや、南太平洋・北アメリカ北西海岸にも独自の発想らしい螺鈿が存在することが判りつつあります。
 ここでは、世界各地の螺鈿を紹介しながら5000年の螺鈿史について考えたいと思います。
1972年に世界遺産条約が成立して以来、世界遺産リストに記載された資産は1000近くになります。今年は富士山が記載され、正式決定前から連日報道が行われましたが、世界的にも世界遺産への関心は高いものがあります。しかし、そのために世界遺産が国際問題を引き起こし、国際紛争に巻き込まれ損傷を受けることさえあります。世界遺産の現状と問題、その将来について、今年カンボジアで開催された世界遺産委員会の様子とともに紹介します。

受講方法

受講には事前申し込みが必要です。往復はがき、ファックス、Eメールのいずれかで、東京文化財研究所企画情報部宛にお申し込みください。いずれの場合も、必ず「オープンレクチャー受講申し込み」を表題に(メールの場合は件名に)ご明記のうえ、受講を希望される日・住所・氏名・電話番号・ファックス番号をお書き添えください。
申し込み用紙はこちらからダウンロードできます。(PDF/96KB)

定員:各日80名(申し込み先着順)
受講料:無料
申し込み期限:2013年9月24日(火)(各日定員になり次第、締め切らせていただきます)
両日とも定員に達しましたので申し込みを締め切らせていただきます。

*抽選となりますが、台東区募集分については9月19日(木)まで申し込みを受け付けております。詳細はこちらをご覧ください。

申し込み・問合せ先
東京文化財研究所企画情報部
〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
電話03-3823-4829 ファックス03-3823-2371 E-mail: kjkenkyukai@tobunken.go.jp
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