ブックタイトル未来につなぐ人類の技17 煉瓦造建造物の保存と修復

ページ
57/130

このページは 未来につなぐ人類の技17 煉瓦造建造物の保存と修復 の電子ブックに掲載されている57ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

未来につなぐ人類の技17 煉瓦造建造物の保存と修復

ては、外からの緊結やステンレスの鉄筋を目地の中に隠し入れることもしています。これは典型的な塔屋の接合部の補強方法です。見える補強、見えない補強のように、修復建築家との協議によって様々なかたちが採用されています。(スライド40-42)これは基本となる、屋根と壁との接合部の補強の例です。屋根に十分な剛性を持たせることが重要です。トスカーナ地方の重要な教会(サン・ビアージョ教会)では、単純な補強方法を用いました。建築家と検討しながら、かたちを決めました。面外方向の崩壊も難しい問題です。垂直荷重をかけて安定させる対策の提案もあったのですが、最終的に私たちは、単純な均衡の確認(equilibrium consideration)によって抵抗力を判断しました。ここには計算法は示してはいません。有限解析法を使っています。このブロックが倒壊する可能性があるので、この倒壊を招く力の強Prof. Eng. Claudio ModenaProf. Eng. Claudio ModenaInterventions - APPLICATIONSSM IngegneriaInterventions - APPLICATIONSSM IngegneriaInterventions to improve the connections (walls ? floors)Montagnana Town walls, PadovaInterventions to improve the connections (walls ? floors)The Civic tower of Vicenzaスライド36スライド39Prof. Eng. Claudio ModenaInterventions - APPLICATIONSSM IngegneriaInterventions to improve the connections (walls ? floors)Montagnana Town walls, PadovaS.Biagio (Montepulciano)Prof. Eng. Claudio ModenaInterventions - APPLICATIONSSM Ingegneria21スライド37スライド40Prof. Eng. Claudio ModenaProf. Eng. Claudio ModenaInterventions - APPLICATIONSSM IngegneriaInterventions - APPLICATIONSSM IngegneriaInterventions to improve the connections (walls ? floors)The Civic tower of VicenzaS.Biagio (Montepulciano)スライド38スライド4155