ブックタイトル御料車の保存と修復及び活用

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概要

御料車の保存と修復及び活用

写真21号御料車(初代)外観写真3藍色、琥珀色の配色が鮮やかな御座所。天井は菊と楓の模様を織り出した琥珀色の張地である。写真4次室に通じる扉には玉座を中央にして右手に橘「右近の橘」、左手に桜「左近の桜」の図柄が雀と共に描かれ、花や実、幹の一部、雀に刺繍が施されている。写真は「右近の橘」。3 7号御料車:大正3(1914)年製造7号は、大正天皇の即位礼のために製造された、大正天皇、貞明皇后ご同乗用の御料車であごる。内部は、中央の御座所から前方に候所、御けんじほうあんしつ剣璽奉安室、御化粧室、御厠(洋式)と、後方に女官室、御化粧兼御休憩室、御厠(和式)となっている。全体的に日本の伝統を重んじた内装となっており、日本の寺社仏閣を思わせる造鉄道博物館の御料車29